草加市の耳鼻咽喉科専門クリニック

お電話はこちらから

お知らせ

  • オンライン予約の受付時間の変更(9月1日より)


    いつも当院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

    患者の皆様の待ち時間に関する利便性を高めるため、2025年9月1日(月) より、オンライン予約の受付開始時間を以下の通り変更させていただくことになりました。


    【新しいオンライン予約 受付開始時間】

    • 午前の部:朝 7:00より受付開始
    • 午後の部:昼 13:00より受付開始

    これまでよりも早い時間から、ご自身のスマートフォンやパソコンで診療の順番をお取りいただけるようになります。

    受付人数の上限に関するご理解のお願い

    本来であれば、受診を希望される方すべてをお迎えしたいというのが、私たちの偽らざる想いです。

    しかし、医師一人ひとりが、患者さん一人ひとりに責任をもって質の高い医療を提供するためには、一日に拝見できる人数にどうしても物理的な限りがございます。

    この葛藤の中で、安全な医療水準を維持するという社会的責任を優先し、大変心苦しいのですが、受付人数に上限を設けさせていただいております。

    • 医師1名体制の場合:午前・午後 各100名まで
    • 医師2名体制の場合:午前・午後 各150名まで

    これは、お一人おひとりの診察の質を担保するための、苦渋の決断です。当日の状況により受付人数が前後する場合もございますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

    今回の時間変更に込めた想い — なぜ、時間を早めるのか

    この度の時間変更も、ある一つの想いから決定いたしました。それは、「厳しい暑さの日も、凍える寒さの日も、患者さんがクリニックの外でお待ちになる時間を、たとえ少しでも短くしたい」というものです。

    受付開始を早めることで、ご自宅など快適な場所から時間に余裕をもってご予約いただき、よりスムーズにクリニック内で診察をお受けいただきたい。これは、皆様の負担を少しでも軽減したいという、私たちなりの配慮の形です。

    【重要】ご来院にあたってご理解いただきたいこと

    円滑な診療運営のため、皆様にご協力をお願いしたい点が2つございます。

    1. オンライン予約の積極的なご活用のお願い
    受付開始時間が早まることに伴い、これまで通り午前の窓口受付開始である08:30頃に直接ご来院いただいた場合、その時点で、早朝7:00から始まっているオンライン予約によって、すでに多くの順番が埋まっている可能性がございます。ご来院の際には、ぜひ新しい受付時間でのオンライン予約をご活用ください(午後の場合も同様です)。

    2. 受付番号1番~20番の方へのお願い
    受付番号が1番から10番(2診の場合は20番)までの方は、診療開始時刻(午前08:45 / 午後14:00)には院内にてお待ちいただけますよう、強くお願いいたします。 これは、スムーズに診察を開始し、後に続く患者さん全体の待ち時間を少しでも短縮するための、非常に重要なお願いです。診療開始時刻にご不在の場合、順番が来ても診察を進めることができず、クリニック全体の診療の流れに大きな影響が出てしまいます。

    私たちは、医療を提供するだけでなく、患者さんが安心して、そして快適に受診できる環境を整えることも大切な役割だと考えています。今回の変更が、その一助となることを心から願っております。

    皆様のご理解とご協力に、心より感謝申し上げます。 ご不明な点がございましたら、どうぞご遠慮なくスタッフにお声がけください。

  • 舌下免疫療法の新規開始について(薬剤供給状況のお知らせ)

    平素より当クリニックをご利用いただき、誠にありがとうございます。

    現在、全国的に舌下免疫療法用薬剤の供給不足が続いており、多くの医療機関で新規治療開始に影響が生じております。当クリニックにおきましても同様の状況で、治療をご希望の皆様には大変ご迷惑をおかけしております。

    現在の薬剤供給状況

    スギ花粉症の治療薬(シダキュア)

    • 製薬会社(鳥居薬品)による限定出荷が継続中
    • 想定を上回る需要により供給が追いついていない状況
    • 2025年10月頃から在庫の改善が見込まれていますが、限定出荷解除には今しばらく時間を要する見込み

    ダニアレルギーの治療薬(ミティキュア)

    • ミティキュア:一部で供給不足が発生

    当クリニックでの対応

    現在、新規の舌下免疫療法開始をご希望の方が多数いらっしゃり、予約の順番待ちとなっております。薬剤の入荷状況に応じて、順次ご案内させていただいております。

    治療開始までの流れ

    1. まずはアレルギー検査と治療適応の診断を行います
    2. 薬剤の入荷次第、順番にご連絡いたします
    3. 治療開始日を調整させていただきます

    薬剤供給状況の更新について

    薬剤の供給状況は日々変動しており、製薬会社からの最新情報を随時確認しております。当ホームページにて供給状況を定期的に更新いたしますので、治療開始をご希望の方はこまめにご確認いただければと思います。

    患者様へのお願い

    • すでに治療を継続中の方は、処方の空きがないよう計画的な受診をお願いいたします
    • 新規治療をご希望の方は、まずお電話にてご相談ください
    • 薬剤の入荷状況により、お待ちいただく期間が長くなる可能性がございます

    皆様には長期間お待ちいただくこととなり、心よりお詫び申し上げます。一日も早く治療を開始していただけるよう、引き続き薬剤確保に努めてまいります。

    最新情報更新日:2025年6月16日

  • 難聴・耳鳴・めまいの方、順番より早く来院を!

    以下の症状のある方は、聴力検査が必要となるため、通常より30分程度早くご来院ください。

    対象となる症状:
    ・難聴(聞こえにくい)
    ・耳鳴り
    ・めまい

    例)順番予約で11:00の場合 → 10:30頃のご来院をお願いいたします

    ※検査には30分程度のお時間をいただく場合がございます。
    ※症状をお持ちの方は、受付時にその旨をお申し出ください。

    ご協力をお願い申し上げます。

  • 花粉症のお薬と自動車運転

    1. 現状
    当院では、患者様の症状改善を最優先に考え、眠気がないことを確認の上、花粉症のお薬である抗ヒスタミン薬を処方してきました。しかし、添付文書上「運転禁止」「運転注意」「運転制限なし」の3つのカテゴリーに分類される抗ヒスタミン薬のうち、運転禁止や運転注意に該当する薬剤も処方されているのが現状です。これらの薬剤は、眠気や集中力低下といった副作用が生じる可能性があり、特に運転を伴う患者様にとってはリスクとなる場合があります。

    2. 背景
    抗ヒスタミン薬と自動車運転に関する規制が厳しくなってきた背景には、以下の要因があります。

    (1)道路交通法の改正 
    2014年の道路交通法改正以降、薬剤の副作用が運転に与える影響が注目されるようになり、医薬品の添付文書における注意喚起が強化されました。

    (2)副作用の認識向上
    抗ヒスタミン薬の副作用として、眠気や集中力低下が運転能力に影響を与えることが広く認識されるようになりました。特に第1世代抗ヒスタミン薬は中枢神経に作用しやすく、運転中の事故リスクを高める可能性があります。

    (3)法的責任の明確化 
    医師や薬剤師が患者に対して運転リスクを説明する義務が重視されるようになり、説明不足が法的責任を問われるケースも増加しています。

    3. 今後の対応

    (1)運転制限なしの薬剤への変更
    特にお仕事で毎日車を使用される患者様には、安全性を優先し、運転制限なしの薬剤(例:ビラノア、デザレックス、アレグラ、クラリチン)への変更を検討していただく可能性があります。

    (2)個人差への配慮
    運転制限なしの薬剤であっても、個人差や体調によって眠気が生じる場合があります。そのため、服用後の体調を確認し、眠気を感じた場合は運転を控えるよう指導します。

    (3)患者への説明強化
    薬剤の副作用や運転リスクについて、患者様に十分な説明を行い、理解を深めていただくことを徹底します。

    4. 現状の薬剤分類

    (1)運転制限なしの薬剤

      – ビラノア(ビラスチン)

      – デザレックス(デスロラタジン)

      – アレグラ(フェキソフェナジン)

      – クラリチン(ロラタジン)

    (2)運転禁止の薬剤

      – ジフェンヒドラミン(レスタミン)

      – クロルフェニラミン(ポララミン)

      – ヒドロキシジン(アタラックス)

      – セチリジン(ジルテック)

      – レボセチリジン(ザイザル)

      – オロパタジン(アレロック)

    5. 法的な問題

    (1)患者の責任
    抗ヒスタミン薬服用中に運転を行い事故を起こした場合、道路交通法に基づき過失運転致死傷罪や危険運転致死傷罪に問われる可能性があります。

    (2)医師の責任
    医師が薬剤の副作用や運転リスクについて十分な説明を行わなかった場合、説明義務違反が問われる可能性があります。ただし、適切な説明が行われていれば責任が問われる可能性は低いとされています。

    (3)薬剤師の責任
    薬剤師には、薬剤の副作用や運転リスクについて患者に説明する義務があります。この義務を怠った場合、薬剤師の責任が問われる可能性があります。

    (4)判例
    現在までに、抗ヒスタミン薬の服用と自動車事故に関連して医師や薬剤師が処罰された具体的な判例は確認されていませんが、患者が運転中に事故を起こし、薬剤の副作用が原因とされたケースでは、患者自身が法的責任を問われた事例があります。

    6. まとめ
    抗ヒスタミン薬の処方においては、患者様の安全を最優先に考え、運転リスクを最小限に抑える対応が求められます。運転制限なしの薬剤への変更や患者への適切な説明を徹底し、法的リスクを回避するための取り組みを強化してまいります。

    令和7年2月1日
    医療法人ヒューマン 理事長 池本毅